こんにちは。
多くの中学校では
2学期の中間試験の結果が返却されて
期末試験モードに移っていると思います。
その中で中1生達はこれまでの定期試験で
小学校時代の学習と中学校の定期試験の学習の違いに
戸惑いを感じている生徒さんも少なくないのでしょうか?
小学校時代のカラーテストでは常に80点90点台で
「自分は勉強得意かも」と思っていたが、
中学校の定期試験では期待通りに得点できずに
悩んでいる人もいるでしょう。
ちなみに
小学校のカラーテストは
平均点が86点になるように作成されていると言われていますので、
85点は平均以下つまり順位は真ん中より下になります。
中1の2学期後半以降の成績不振の目立つ特徴は
1.英語ができない
2.英語はできる(なんとか平均以上)が、
数学、理科が平均付近もしくは平均以下で下降傾向になっている
があります。
1のケースも2のケースも共通して言えるのは
学習時間の不足です。
1のケースで学習時間不足はわかりやすいですが、
2ケースでは保護者様からは
「うちの子はしっかり塾の勉強も学校の課題もこなしているのに何で?」
なりがちです。
問題はその中身です。
教科間の学習時間配分に失敗しているのです。
自分の好きな教科、得意な教科ばかりに学習時間を費やし、
苦手な教科を遠ざけてしまって学習時間が不足しているのです。
その客観的な結果が試験の得点なのです。
2のケースの場合、現在の英語教育熱の影響により
学習時間を英語に傾斜させすぎて、
他教科の学習が疎かになっているものと考えられます。
特に数学と理科において学習時間配分の失敗が
まず鮮やかにシグナルとして現れます。
さらに2のケースの背景には
近年、乱立している英語専門塾が年少期から
英検の上位級受験を勧め、英語学習のモチベーションの維持と
生徒の繋ぎ止めに利用している影響も無視できません。
英語専門塾の先生方は
生徒の英語以外の他教科の成績には
全く興味がないという事を頭の隅にいれておくべきでしょう
(当たり前ですが・・)
この場合、英語以外の教科の学習管理は
保護者様や生徒さん自身が責任を負うことになります。
英検受験そのものは推奨されるべきものですが、
英語以外の他教科の学習が疎かになっても
上位級も目指すことには
少々疑問を感じてしまいます。
少なくとも、
公立普通科上位校や
その先に国立大学進学を視野に入れている生徒さんは
まず5教科で凹む教科を克服して、
合計得点で高得点が取れる事が
並行してできるでのであれば、英検上位級を目指すべきでしょう。
一般的な成績の傾向で
学年上位で公立普通科上位校そして国立大学に
進学するような生徒は
中学時の定期試験で
英語・数学・理科は、
満点もしくは満点近くを取ります。
この3教科で1教科でも70~80点レベルになれば、
学年上位で公立普通科上位校そして国立大学進学に黄信号が
灯ります。
中1時で期待通りの成績が取れないの原因は
ほぼ学習時間不足です。
この場合の学習時間とは
自分の頭を使って考えて問題に取り組んでいる時間です。
自分の頭を使って問題に取り組んでいない時間の例としては
・机に座っているが、スマホを度々覗く
(論外! 2時間くらいはスマホを全く見ずに集中する)
・講師が模範解答を示す講義を座って聞いて満足している
(これが見分けが難しい。試験で得点できていれば、頭を使っている
得点できていないなら頭を使っていない)
・教科書や参考書を眺めるだけ
・学校の課題を1回だけ解いて〇Xをや解答を写して提出している
(多くの人は1回解くだけでは内容が頭に入らないので、
試験日程から逆算して複数回解き直しをしない事が頭を使っていない)
・今までの試験結果に満足できていないのに
上記の例を改善しないで惰性で学習を継続している
・得点できない教科の学習時間を増やすことなく、
得意な教科の得点で不得意教科の失点をカバーしようと
得意教科の学習時間を増やす。
中1生の皆さん、どうでしょうか?
今までの学習習慣に改善の余地はありませんか?
岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
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