こんんちは。
6月に文科省が通達した大学入試要項では
「多様な背景をもった者を対象とする選抜」を
工夫することが望ましいとし、
一般入試ではなく総合選抜型(旧AO入試)や
学校推薦型選抜での活用を想定しているという。
名古屋大学工学部は同省の通達に先立ち、
23年入学の学校推薦選抜型選抜で募集定員の半数を
女子に限定した。
旧帝の名古屋大学による導入ですから
他大学への拡大も期待できそうです。
同様の取り組みは富山大学でも実施されることが
発表されています。
実はこの取り組みは
2012年度入試で一度、九州大学で導入されましたが、
中止されてしまいました。
九州大学でも再検討されるのではないでしょうか。
さらに今年の4月には
奈良女子大が工学部を新規に開設して
人気になっていますし、
2024年にはお茶の水女子大が共創工学部を
開設予定です。
これら伝統ある名門女子大も積極的に
理工系人材の育成に力を入れ始めました。
理系選択の女子学生は最上位の成績の生徒は
医学部、歯学部、薬学部を目指し、
理工系進学希望者が非常に少なく、
少子化の中で一流大学の進学に女子限定枠が
設けられるのは大きなアドバンテージでしょう。
上記の大学はすべて国立大学ですから
学費は私立文系と比較しても半額かそれ以下
修士課程まで進学しても私立文系と比べると
おつりが出ます。
これに学生数と指導教員の比の
S/T比を加えるとコスパのお話にならないでしょう。
私立理系は、、、
これはそのまま教育の質に反映されています。
ちなみに2019年で
理学系学部女子比率は約26%
工学系学部女子比率は約15%
競争相手もかなり少なくなっていますから
進学に有利ですよ。
この背景は現在、
世の中で需要があるにも拘わらず、
理工系人材が圧倒的に不足しているからです
しかも、世界の他国と比べて
日本での女子の理工系専攻の進学率が
異常なくらいに低いために
不足している理工系人材数を育成するために
数の伸び代にポテンシャルのある女子学生に
スポットが当たっているのです。
一般的に理工系専攻者は文系学部出身者と比較して
就職に有利を言われています。
専門のキャリアを積み上げていけば、
転職や一度離職してブランクがあっても
再就職も比較的容易で報酬も期待できます。
基本的に報酬は人材の需給関係で決まりますから
人材不足分野では引く手あまたになります。
大学では何を学び、
それを使って世の中や会社にどのように貢献できるかが
これからの時代に主流になってくると思います。
人脈の構築とコミュ力のトレーニングと
学校歴(学歴でなく)の肩書だけでは稼げなくなっています。
過去には
保護者様や指導者の古い価値観によるバイアスによって
理工系進学を阻まれた女子学生さんも少なくないのではないでしょうか?
現実問題として女子学生の理系進学の壁は保護者様と学校の先生という
ケースも少なくなかったのではないでしょうか?
今や家庭を持っても2馬力の共働きが主流になっています。
可能性があるなら
手に職をつけて稼げるプロフェッショナルな仕事も選択肢に
入れても良いと思います。
ここまでは
女子学生の理工系進学の有利さについて書きましたが、
それでは「どのような準備を行えば良いのでしょうか?」
少し長期的な視点から考えてみましょう
1.小学生時に算数で絶対に穴をつくらない。
計算の正確さ、速さ、暗算力を鍛える
分数の計算、割合、速さの計算は要注意
2.中学時は数学と理科は学校内の試験で
常に90点以上が目標。英語も90点以上が望ましい。
極論で言えば、数学と理科が中学時で凹むと
高校での逆転はほぼ不可能
英語はまだ逆転の可能性あり
軸足は数学と理科 その次が英語
(ここ重要!)
3.高校で最低ラインでも数学・理科・英語が
クリアできなければ、理系進学は無理
ポイントは
中学時の数学・理科・英語をできるだけ
パーフェクトに仕上げることができるかが
理系進学の最初の分岐点
当塾は中学の学習が勝負と考えていますので、
中学時からの通塾を強くお勧めしております。
当塾の塾長は
約四半世紀前では希少種の
物理・化学選択のガチ本流リケジョでしたので、
多くの女子塾生達が安心して通ってくれています。
女性主宰の塾は英語もしくは国語専門塾がほとんどで
理数系専門塾や大手塾はほとんどが男性講師で
理系進学希望の女子学生達にとって
色々と懸念があるケースがあるようです。
そのような女子学生さんにはおススメかもです。
かなり遠方からも通塾してくれる塾生もいました。
実際に、
当塾から国立大学理系学部に進学した塾生は
2名いますが、2名とも女子でした。
岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
086-230-0256