こんにちは。
中3塾生達が各教科の入試問題に挑戦していますが、
苦戦しています。
学校の定期試験や自己診断テストで
かなり上位の点数や学年順位を取ってくる塾生でも
例外ではありません。
入試問題では一体、何が異なっているのでしょうが?
キーワードは
「題意の読み取り」です。
問題文を自分の活用できる知識レベルまでの咀嚼が要求されます。
例えば、
数学であれば、
問題文に「二等辺三角形」と一語書かれるだけで
問題文に書かれていなくても
その三角形の「二辺の長さは等しい」、「底角は等しい」、
「頂角の二等分線は底辺を垂直に二等分する」、
「正三角形は二等辺三角形の定義を満たす」
の条件は自動的に含まれる事になり、
これらの性質を利用して設問を考える必要があります。
理科の問題例であれば、
銅を酸化して作る酸化銅の量的計算で、
「途中で加熱をやめて~」、「完全に反応させず~」、「未反応の~」、
「赤色の部分と黒色の部分」「〇回目の加熱後~」などの
文言が問題文に含まれていれば、
反応生成物は「銅+酸化銅の混合物」と
読み取り計算しなければなりません。
初期の入試問題演習では
多くの生徒が上記2例のような問題の題意を
正確に読み取る事ができません。
問題文の中の一言や一文に重要条件が
意図的に不親切に設定してあります。
持っている知識を解法パターン暗記法だけ
(定期試験はこれで乗り切れる)でなく、
生きた知識として活用できるか?
を試されています、
よって、入試問題演習に苦労するのです。
中には開き直って解答や板書を
盲目的に書写する事を
新たな目的とする生徒さんもいるくらいです。
当塾では5教科において
この「題意の読み取り」を少人数クラスや個別指導で
一人一人の塾生と対話しながら
「問題文から何が読み取れた?」
「どこが読み取れない為に解けないのか?」
と細かく確認しながら演習・解説を行います。
集団授業ではできないアプローチです。
この作業無しで
一方的に模範解答を板書して
それをノートに写しても
全く問題解決になっていない為に
入試問題の「題意の読み取り」→
「自分の活用できる知識レベルまでの落とし込み」
ができないのです。
当塾の入試問題演習では
画一的な模範解答の鑑賞会でなく、
「題意の読み取り」→
「自分の活用できる知識レベルまでの落とし込み」に
軸足を置いています。
多くのライバルになる人達と同じアプローチなら
他の人に逆転される事はあっても
他の人を逆転する事はありません。
岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
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