こんにちは。

以前のブログの中で
知識の体系化」と「点の知識から面の知識」
のお話をしましたが、
今回はこれについてもう少し具体的に説明したいと思います。

今の中高生達は
すぐに「正解」を求める傾向があります。
「短時間で試験の得点が上がる方法」
とか
「苦手教科を裏技的に克服する方法」
とか
「学校の定期試験の過去問中心で試験勉強」
もその一つでしょう。

忙しい学生生活の中で
部活等も行いながら、学習時間を有効に活用するには
考えられるアプローチでしょう。

高校生の立場になれば、
学んだ知識をどのように使い、将来どうなるかよりも
それほど苦労せず、とりあえず有名な大学に入って
「そんなところに入れてスゴイね」
と言われる方が現在の若者にとって大切な
自己肯定感や自己承認欲求も満足させることができるので、
理解できる一面もあります。

そうなれば、
目標に対して無駄と思われる事項をできる限りそぎ落として
最短距離、最短時間を探ることになるのでしょう。

ところが、このように目先の目標のために
結論(答え)を急ぐ人は
事象の経緯(概念理解)を十分理解せず、
極端な理解を正当化して後に筋の悪い選択をしてしまいがちです。

知識と知識の関連性や
それぞれのつながりのロジックが通用しないのです。

これが「知識の体系化」と「点の知識から面の知識」が
未熟なケースで散見されるのです。

言い換えれば、
「具体性と抽象性」や「原因と結果」について思考が
不十分で表面的な上辺だけの知識しかないのです。

例をあげて説明しましょう。
小学校の算数の「くもわ」や「きはじ」
お子さんが学習している課題やノートの中に
下の図を見たことがありませんか?

上の図は割合の計算式を簡易図にしたもので
割合=比べる量÷元にする量
元にする量=比べる量÷割合
比べる量=元にする量x割合
「くもわ」の図と呼ばれ

右の図は速さ、距離、時間の関係を簡易図にしたもので
速さ=距離÷時間
時間=距離÷速さ
距離=速さx時間
「きはじ」の図と呼ばれています。

この図は一見すると
覚えやすくて、使いやすそうと
感じるかもしれませんが、
(これが「具体性」です。)
落とし穴があります。

本来、
これらは公式として暗記する必要はなく、
概念や単位を理解するのです。
これは「抽象性」です

こうする事で暗記事項がより少なく、
より広範で応用できる知識が習得できるのです。
これが、「面の知識への広がり」です。

ところが、
指導者の指導の負担軽減と
多くの生徒の学習の負担軽減の為に
使われているのが、現状です。
当塾ではこれらを
丸暗記学習法もしくは解法パターン学習法と呼んでいます。

この割合の概念理解が不完全ならば、
速さの計算、売買損益計算、#理科の食塩水の濃度の#算、化学反応の量的計算、
オームの法則などは壊滅します。

大学生でさえ
少し複雑な濃度の違う食塩水の混合、希釈、濃縮計算の
正答率はかなり低いと思われます。
最近は問題そのものをあまり見なくなりました。

さらに
関数概念や微分概念が頭に入りません。
一次関数の変化の割合の理解が曖昧さや
2点間の直線の式を求めさせる際に
連立方程式を使う方法しかできないのも
これが原因です。

等速運動や加速度運動の s-tグラフや v-t グラフが
理解できないのも「きはじ」が一因と考えております。

英語についても概念理解があれば、
「面の知識」なり、丸暗記ではないのです。
enjoy や finishの後ろは動名詞だが、
want, hope や decideの後ろは不定詞になるのは
何故か考えたことはありますか?
これも丸暗記?

さらに
第4文型の give + 人 + 物 から
第3文型の give + 物 + to 人 への書き換え

第4文型の buy + 人 + 物 から
第3文型の buy + 物 + for 人 への書き換え

第3文型に書き換えた時に何故、
giveの時は to を使い、buyの時は for を使うのか考えていますか?
丸暗記ですか?
それでは丸暗記だらけですよ。
どちらの理由があります。

成績の良い人は
「すべての教科で常に丸暗記を最小化し、
できるだけ汎用性の高い概念を見つけだそうと考えています。」

「原因と結果」どうでしょうか?
わかりやすいのは社会の歴史や地理です。

歴史は時系列による因果関係によって
制度、文化、事件に影響していますし、
地理では地理的な位置や地形、気候によって
文化、産業、人口に影響を及ぼしています
これらが「原因と結果」によるものです。

「知識の体系化」と「点の知識から面の知識」
を実践できなければ、
せっかく習得した知識をすぐ忘れてしまいますし、
実際に必要な場面で有効に活用できません。

日々の学習の中で
「知識の体系化」と「点の知識から面の知識」を
しっかり意識しましょう

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
086-230-0256