こんにちは

全国学力テストも終わり、
中3塾生たちは
次の自己診断テストの勉強をスタートしています。

今までにこのブログで取り上げたように
この自己診断テストは
通常の定期試験と少し性質の違うテストになり、
基本的な問題に加えて、
初見の問題や応用・思考力を問う問題が含まれています。
より高校入試問題に近い問題が出題されますので、
その結果は学校での進路指導の最も重要な資料として使われます。

問題の難易度や問題文の複雑さで比較すれば、
定期試験 < 自己診断テスト << 外部模試 <<< 高校入試
イメージでしょう。

このために
学校の定期試験では満足のいく得点や順位を取れていても
自己診断テストでは5教科合計得点で50点以上下回り、
学年順位も大幅に下降するケースも少なくありません。

このようなケースの場合、
上記の試験間難易度比較から考えれば、
実際の高校入試では更に苦戦する事が予想されます。

毎年、
中学校の内申点が40点以上もしくは45点でも公立高校不合格の悲劇が
散見されるのはこのためです。

これは定期試験で得点できていても
実際の高校入試問題では全く太刀打ちできていないからです。

それでは
何故、このような事が起こるのでしょうか?

定期試験では
学校で配布された問題集やプリントから同じ問題や
ほぼ同じ類題を中心に出題されますので、
丸暗記学習法や解法パターン暗記法で比較的高得点が取れます。

最近は、塾によっては学校や教科の先生に対しての
定期試験過去問を集めて定期試験対策問題集を作り、
繰り返し解かせて問題と解答を暗記させる学習で効率的(短時間)に
定期試験で高得点を取る指導を行っているところも
あるようです。

単元や教科の概念理解は
指導に時間と手間がかかり週1回くらいの授業では
とてもカバーできないので、省略です。
兎に角、目先の定期試験、内申点対策です。

このような学習を続けていれば、
今までは自己診断テスト、外部模試、実際の高校入試では
大幅に得点率を下げていました。

そのために
ほとんどの塾では定期試験得点や学年順位up は
高らかに掲げていますが、
自己診断テスト学年順位や外部模試偏差値upは
見た事がありません。
(本当は定期試験過去問集を使う前と使った後と
説明した方が近いのかな?)

そんな中、
今年ある異変を発見しました。

学校から自己診断テスト過去問集が解説と共に配布されています。
恐らく、
「定期試験は問題集の問題と答えを暗記し、
塾で配られる対策プリントを丸暗記すれば、
得点できるが自今診断テストは得点できないし、
勉強の仕方がわからない」

「定期試験は得点できるが、
自己診断テストは得点できないので
高校入試が不安」
というような
多くの生徒さんや保護者様からの
強い要望に応えての対策問題集でしょう。

メリットは
自己診断テストの問題難易度を体感できる事です
これで自分の今までの学習が
自己診断テストでどれくらい通用するかを
確認できます。

ところが、
この自己診断テスト過去問集の
解答・解説集が配布されていますが、
学習の一丁目一番地である
自学で「できない問題をできるようにする」という最重要命題を
現実的に解決可能な生徒がどれくらいの割合で存在するのでしょうか?

間違えた問題やわからなかった問題の解答を
赤ペンで写していてはハッキリ言って
「時間と労力の無駄でしかありません」
同じ問題は出題されないのですから
定期試験で通用する問題と答えの丸暗記学習法に
明確に”No”が突き付けられているのです。

実際に当塾でも
学年トップクラスの成績の生徒でも自己診断テスト過去問で
国語、理科は
「解説を読んだが、どうしてこの答えになるのかわからい」
の質問が連発です。

このような時には
当塾が最も得意とする5教科にフットワーク軽く
一人一人の塾生に必要なサポートを必要なタイミングで
必要な類題問題演習量で臨機応変に提供し、
概念理解に落とし込む絶好の腕の見せ所です。

学習時間を十分確保できるのであれば、
英語、社会は教科書、参考書、解説を
丁寧に読めば自学でできそうです。
(数学の問題の一部は少しヘルプが必要かも)

学習のポイントはできるだけ多くの教科で
「如何に一般化(抽象化)した状態で頭に入れて
如何に多くのパターンで具体化して頭から引き出して使えるか」
を身につける事ができるかです。

定期試験の過去問にしがみ付く人とは真逆の発想です。

この学習ポイントを避け続けると高校入学後に
多くの生徒さんが数学→理科→英語の順に沈んでいきます。

今回の
自己診断テストの過去問配布によって
テストの意味合いが実力テストから
定期試験の性質に近づいてきました。

言い換えれば、
本番の高校入試から遠ざかってしまいました。

本番の高校入試を真剣に考えるのであれば、
学校内でも初見のパターンの問題や思考力を
問う問題にできるだけ多く挑戦して
その対策や勉強法を試行錯誤するべきだと思いますが、、、

保護者様から自己診断テストは
「問題が難しすぎる」
「点数が低いと次からやる気が出ない」
「努力の結果が点数に反映される試験にして欲しい」
の声のとの妥協点という想像ができます。

これで定期試験と自己診断テストの学年順位が以前よりも
接近して表面的には一安心する保護者様も多いのではないでしょうか?
学校内で真の実力を知る試験の機会が減ったとも言えます。

自己診断テストは
中1,中2は3学期に年に1回のみ
中3は年に5回あり、
この結果が中学校での進路指導の材料になります。

毎年、定期試験と比較して自己診断テストの学年順位の下降や
外部模試の志望校判定の結果(C判定以下)からの伸び悩みで
当塾に駆け込んでくる保護者様が一定数おります。

多くの生徒さんや保護者様は都合の悪い結果は
見なかった事にして
対策が後手後手になりがちですが、
自己診断テストや外部模試の結果が最も客観的で、
高校入試に対する真の実力を反映しています

できるだけ早い時期に適切な学習習慣を
身につける事が一番大切です。

これができていれば、
内申点40点以上で公立高校不合格はありません。

ところが、
定期試験前の1週間だけ定期試験過去問集を解いて
5教科400点そこそこでは
実際の高校入試問題を目の前にすれば、
茫然と立ち尽くす事になります。
内申点40点以上で公立高校不合格も合点がいきます。

中3生の自己診断テストの結果もスグに返却されます。
是非、客観的に分析してみて下さい。

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
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