こんにちは。

冬休みに入り、
受験生の皆さんは入試問題に挑戦している人も
多いと思います。

以前のブログにも同じような内容を書いた事が
ありますが、大学入試でも高校入試でも入試問題って
学校の定期試験と比べて難しいですよね?

定期試験と入試問題の違い

それは試験の目的が異なっているからです。

定期試験は履修内容の到達度の確認のため、
入試は合格者と不合格者を選別するために
行われているからです。

言い換えれば、
定期試験ならば、全員が満点を取っても構わないのですが、
入試ではそれはで合格者と不合格者の選別ができないために
それはできません。

その為、入試問題は難しいのです。

当然、その勉強法も違ってきます。
入試問題は過去問を解いて答え合わせを行って、
出来なかった問題や間違えた問題の解説を読んで、
理解したつもりになっても、
なかなか得点率は伸びません。

それは入試は定期試験と違って
同じ問題が出題されることはほぼ無く、
問題文が長文で、単元横断的に複層になっているからです。

これを解決するためには
問題文と与えられた条件から紐解くように解説するところから
スタートして「題意が読み取れているか?」「条件の見落としがないか?」を
チェックしながら問題を解き進めていく必要があります。
さらにどの部分で引っ掛かっているのかを確認し、
事後策(解答を書き写す事ではない)を作成・実行するのです。

そして、解説ばかりを聞きくだけでなく、
解説時間以上の演習時間がなければ、使い物になりません。

これらは
時間と手間のかかる作業になりますが、
これを行わなければ、いくら過去問を解いても
自己満足しか残らず、得点できるようにはなりません。

この地道な学習が追い付かなくなれば、
一つ、また一つと自分の入試科目を減らしていく事になります。
(しかしながら、近年では過去問や赤本無しでも入学できるのも事実です)

それ故に
受験科目数の最も多い東大や京大が
入試の最高峰とされ、
殆どの国立大学の学生達が基礎学力が担保されているとされるのです。

入試問題の性質をよく理解して、
それに合った対策を行いましょう。

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
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