こんにちは。

今回のブログは珍しく
ちょっと雑談でいきます。

塾生から時々、
進路について相談を受ける事があります。
高校の選び方、高校での文理選択、
大学の選び方、学部・学科の選び方、
学校を卒業した後の仕事について等です。

その中で
「大企業・有名企業に就職して安定した生活を送れる仕事に就きたい」
「医師、歯科医師、薬剤師、看護師系の資格職や公務員になりたい」
といった類の話をよく聞きます。

はい、全く異論はありません。
お若いのに手堅いですね、素晴らしい志です。

だた・・・
「大企業・有名企業・・・」のくだりが
ちょっと気になります。

大企業・有名企業というのは
色々と物差しがあるので、
ここではグロバール市場で一般的に使われている
株式時価総額でお話してみたいと思います。

株式時価総額というのはその時点の
世の中の企業としての存在価値や近未来の将来性を
客観的に反映していると言われています。

下に
平成元年と平成31年の世界時価総額TOP50社を紹介します。
平成元年くらいに就職活動をしていた保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
(ちょっと古いか?)

平成元年にはTOP50に日本企業が32社も入っています。
今は消えてしまった昭和時代の懐かしい企業名も多くあります。
(これから消えると噂されている企業もあります。)

”イヤイヤ、合併してより巨大で強い企業になったのだよ”
と思われる方、
それでは何故、より巨大な企業がTOP50から名前が消えて
しまったのでしょうか?

それはグローバル競争で惨敗しているからなのです。
日本企業は完全に時代遅れなのです。

平成元年にTOP50にランクインしている日本企業は
ひ孫さんのいらっしゃるようなお爺ちゃん会長や社長が
他社に追従して
「ようわからんけど流行りのSDGs」と掲げても
時々、ジェンダーギャプ/ダイバーシティやフェアトレード等についての
本音をポロッと言ってしまって
物議を醸してしまうような会社が多いのが現状です。

それでグロバール競争で勝負になってるなら
良いのかもしれませんが、
リストラと事業売却と資産売却で
生き延びているようでは勝ち目はありません。

現実問題、今のTOP50に日本企業でランクインしているのは
トヨタ自動車のみです。

それくらい、世界の中で
日本企業の存在感がないのです。

こんな事を書くと「自虐的過ぎじゃない?」
と思われるかもしれません。

でも、現実はシビアです。

平成31年のTOP50に入っている企業の製品、
例えば、
アップルのiPhoneやiPad
マイクロソフトのWindows
アマゾンのECサイト、
インテルのCPU、
ウォルトディズニーの東京ディズニーランド
ファイザーやジョンソンエンドジョンソンのワクチン
などは
今の生活からなくると困りるものばかりです。
それくらいに外国企業の製品は
日本人の生活にも浸透しているのです。
これが現実です。

現在、何とかTOP50に入っている
日本自慢のトヨタ自動車でさえ、
欧米や中国のEV攻勢、アップルやグーグルが自動車業界参入の噂に
脅かされつつあります。
ハイブリッド車や水素自動車で対抗できるか
個人的にはちょっと心配です。

このままでは
かつての日本の技術力の代名詞である
ガラケー(懐かしい)のようにドメスティクな発展だけで
終わってしまうことになりかねません。

平成元年頃と現在では
英語教育の環境が全く違いますし、
高校入試や大学入試での英語の存在感が
格段に高まっています。
現実に若者の英語力も高まっていると思います。

しかし、この時価総額ランキングは
何を示唆しているのでしょうか?
日本の英語教育・グローバル教育の成果が
日本企業には反映されているようには見えません。
(最優秀層は平成31年のTOP50企業に入社しているのでしょうが・・)

平成元年TOP50の昭和時代の古典的日本企業には
「英語が話せまぁす。留学しました。」とアピールとすれば、
採用企業は
「ほぅ、英語が話せるのか? すごいなぁ。
じゃあ、海外出張の時に通訳で助けてもらえるね。 採用!」
といった感じの企業が結構ありました。(今でもあるのかな??)

ところが、
平成31年のTOP50企業の入社試験で
自分のアピールポイントは
「英語です、○○に留学しました」とアピールするだけでは
相手にもされないと思います。
それらの企業からみると
英語は当然として
それプラス
高いレベルの数学的リテラシーや
IT・科学リテラシーを要求していると思われます。

現在、
非常に多くの高校・大学や英語スクール等で
グローバルに活躍できる人材育成を目標に
英語教育に力を入れていると思います。

グローバルに活躍するという大儀を貫くならば、
とりあえず、
近年の世界時価総額TOP50の企業への入社を目指してみてはどうでしょうか?

英語を武器に
手段を目的化して
推薦入試/留学や英検/TOIECをゴールにせずに
是非、視線を世界に向けて欲しいものです。

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