こんにちは。

前回ブログの国語の重要性と学習法 Part Ⅰ 
の続きです。

当塾での国語指導の特徴としては

『出題文を設問に即してメリハリをつけて読む能力』の養成、
より具体的に言えば、
『出題文を鉛筆で汚す作業』の指導です。

国語の成績が低迷している生徒のテスト答案を
見ていつも感じることですが、
成績が芳しくない生徒ほど、
『問題用紙の出題文の部分が真っ白」
という傾向が顕著です。

その反面、好成績を収めている生徒は、
出題文の部分は、
鉛筆での丸囲みや四角囲み、波線、傍線などが
出題文の至るところに引かれています。

難解な論説文を読む時、
時間さえかければ
それなりに筆者の主張を理解できるかもしれません。

しかし、試験は時間との闘いでもあります。
限られた時間内で筆者の主張を読み取り、設問に答える。
そのためには、
設問に即して二度読み、三度読みが必要な時もありましょう。
(一部の天才と言われる人以外は・・・)

そういう時こそ、
キーワード、キーセンテンス、対立概念、類似概念などを
しっかりマーキングして
「文章中の余分な枝葉を切り落とし、幹だけ読む」
ための準備作業が必要になります。

これは塾生に聞いてみても、
公立の中学校ではあまり教えていないことのようです。

学校の授業では論説文を扱う時、
「筆者の主張に対しあなたはどう思うか」などの
ディベートをすることは多くても
入試問題で出題されるような設問への
具体的な取り組み方を
教わる機会はきわめて少ないようです。

それでは岡山朝日高校の独自入試問題の国語、
とりわけ大問一で出題される
難解きわまりない論説文の設問には
太刀打ちできないでしょう。

「鉛筆でマーキングしながら読む」ということは
単調な事務処理作業に思われるかもしれませんが、、
それが、後々、
ボクシングにおけるボディーブローのように
ジワジワと効いてくるのです。

国語の学習は他教科よりも
効果が現れるのに時間がかかるのは事実です。
一ケ月や二か月では学習の成果を
実感できないかもしれません。

しかし、地道に腐らず、
難解な文章を読む作業を一定期間続けていけば、
確実に成果は出ます。

そして、
その事務処理作業を通して培った言語リテラシーが、
英語や数学などでも要求される
『論理的思考力』の基礎となるのです。

(近年の入試で
全教科において重要視され、強く要求されている
能力です。)

その成果は、
また、中学・高校受験のみならず大学受験、
さらには社会人となってからの
レポート作成、論文執筆などの際にも、
大きな武器となります。

『国語力の養成は、全教科の学力養成の基礎である』
この信念をもとに、
当塾の国語担当講師は日夜研鑽しております。

国語の成績が伸び悩んでいる生徒さん、
作文や記述問題がうまく書けずに
勉強法がわからない生徒さん、
あるいは、
これまで国語が得意だったつもりだったのに、
ある時点を境に国語の成績が
頭打ちになってしまった生徒さん、
もしそういった人がいるなら、
ぜひ、ふたば塾の門戸を叩いてみてください。

これまでとは一味も二味も違う、
国語の指導をして差し上げましょう。

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
086-230-0256