こんにちは。

今回のデーマは受験勉強の進め方
についてです。

社会科を例にしてお話します。

よく社会は暗記科目だから語句を暗記すれは
点が取れると言う人がいますが、
はたしてそうでしょうか?
もちろん、
最低限暗記しておかなければならない
語句や年号はあります。

受験勉強と言えども
暗記作業では
面白くないし、
飽きてしまいますよね?

しかも、
近年の社会科の入試問題は
一問一答の単純な問題が減少して
因果関係に基づく考察を要求する
記述問題が増加傾向にあるのを
御存知でしょうか?

このタイプの問題に対しては
単純な語句の暗記だけでは
太刀打ちするのは難しいと思います。

当塾での社会の受験対策は
近年の入試問題を解く事を前提とした
因果関係を意識した演習・解説を中心に行っています。

例えば、日本の権力構造(政治)の時代変遷であれば

飛鳥(大和)~平安:朝廷が中心権力
鎌倉~江戸:武士が中心権力
明治・大正:天皇が中心権力
第二次世界大戦以降:国民主権
以上が大きな流れで
それぞれの転換点前後で
きっかけとなる出来事や事件があり、
さらにその伏線となる出来事がその前に存在しているケースがある
といった感じでしょうか。

さらに
文化の変遷に目を移せば、

弥生時代頃:漢字が中国からもたらされて鉄剣などに記され

ヤマト政権時に仏教が伝わり、
以降、仏教の影響を受けた文化が発展

平安前期(894年)
遣唐使が廃止され、中国の文化的影響が薄れると
それまでの万葉仮名(簡単に言うと漢字による当て字)
に代わり、かなが広く使われるようになり
日本独特の文化が栄える。

鎌倉~安土桃山:武士が権力の中心になり、
雅な雰囲気から力強いものへと変化

江戸:戦乱の世が終わり、世の中が長期間安定したので
庶民に娯楽を楽しむ余裕ができるようになり、
文化の中心が大衆へ

明治:鎖国が廃止され、欧米などの外国の文化が
持ち込まれ影響を受けるようになる。

以上のような内容で因果関係を軸にした解説を
詳しく受験講座を行っています。
因果関係を考えると
少し興味が沸いてきませんか?

入試問題傾向から
講座内容を組み立てるアプローチは
学習塾だからこそできるのです。

最近の入試問題は時代横断的な問題が
多く採用されているので、
古代~近代までの全体の流れをまず頭に入れて
各時代の細部を学習していく方法を実践的と考えています。

中学生が歴史の勉強を自学でやっているのを見ていると
縄文式土器~と時代順に学習をしている人がいますが、
近年の問題傾向を考えると
受験対策としては
あまり効率の良いやり方とは言えません。

当塾の社会の受験対策講座は
塾生達に非常に好評です。

ある塾生の言葉を借りれば、
“学校で半年かけて歴史の勉強するより
ここで2時間程授業を聞く方が頭に入りやすい”
とう感想をもらっています。

今回を社会科を例にお話しましたが、
5教科で
入試問題傾向を意識した
講義内容の組み立てを行っています。

教科書や
塾で配布したテキストを
前から順番に解説して
演習問題を答え合わせするだけの
塾とは少し違いますよ。

興味がある方は御検討下さい。

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
086-230-0256