こんにちは。
今日は晴天の3連休中の日曜日ですが、
ふたば塾では定期試験対策で
早い時間から多くの塾生達が
来塾して定期試験の準備を黙々と
行っています。
中3生たちは
9月から入試問題演習を
スタートしているので
定期試験対策と入試問題演習の両立に
苦労しています。
入試問題演習では
常に
定期試験で5教科450点前後、
自己診断テストでも400点以上を
取ってくる塾生でも
最初のうちは
40~50%くらいしか得点できないこともあります。
これは高校入試問題は
定期試験や自己診断テストと
問題の質が全く違うからです。
第一に
問題文が長く、正確に情報を
読みこなす必要がある。
第二に
問題文の与えている情報が
定期試験や自己診断テストのように
親切でない事です。
与えられた情報について
自分で今までに学んだ知識を
付け加えて読み解くことを要求されます。
なぜなら
入試問題の目的は受験生を選別することに
あるためです。
ほとんどの受験生が正解してしまうと
選別ができないのです。
本当に実力のある受験生と
付け焼刃の勉強を行っている
受験生をハッキリ
ふるいにかけるのです。
例えば数学の問題文の中で
二等辺三角形の単語だけの表現で
二辺の長さが等しいとか、二つの底角が等しいとか
書いていません。
しかし、二等辺三角形の言葉だけで
これらの性質を使って問題を解く必要があるのです。
正方形を使った問題では
向かい合う辺が平行、
4辺の長さが等しい、4つの角が等しく90°
対角線の長さが等しく、直角に交わるとは
書かれていません。
問題文中の
正方形の文言だけで
これらの性質を駆使して問題を解く必要があります。
これが入試問題の難しさの要因です。
5教科について同じようなことが要求されます。
この入試問題の難しさの要因を理解せずに
難しさの要因に対して無策のまま
漠然と過去問を解いて〇×をつけて
勉強していたのでは、全く得点は伸びません。
これではまさに
高校受験勉強をしたつもりです。
たちまち
ふるいにかかってしまう候補生に
なってしまいます。
当塾の入試問題演習では
単に〇×をつけるだけでなく、
問題文の読みこなし方、
解答の仕方にこだわり、
入試問題の細部まで吟味・議論しながら
少人数で指導を行っています。
こうすることで
最初の40~50%の正答率から
80%以上の正答率を目指します。
公立高校一般入試は内申点+5教科総合得点での
合否判定を行いますので、
英語が満点・英検準2級・2級でも
数学や理科がサッパリではお話になりません。
(私立高校の一部のコースでは
検定試験での加点が保証されていますが・・・)
公立高校の一般入試を目標とするならば、
得意科目の得点で苦手科目の失点を
カバーする戦略は明らかに間違っています。
負け試合です。
それは苦手科目を克服する努力から
逃げるための言い訳にすぎません。
そのアプローチで
良い結果を期待するのは
虫が良すぎませんか???
岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
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