勉強とラグビーと私

この試合会場は
かつて空前のラグビーブームの時に
黄金期であった新日鉄釜石があった街です。

 

黄金期の新日鉄釜石は、
日本選手権で
前人未到の７連覇を達成しています。
無敵でした。

この7連覇目のときに
学生代表として対戦したのが、
やはり、当時前人未到の
大学選手権３連覇を達成していた
同志社。

この試合が私がラグビーにはまる
きっかけを作ったのです。

当時の国立競技場に
観客数6万2000人、超満員
バックスタンドには
釜石ファンによる大漁旗が
数多く立ち並び、お祭り状態でした。

この大歓声の中、前半は
学生の同志社リードで折り返しました。

前半は同志社が王者新日鉄釜石を
準備されたサインプレーで翻弄し
手玉に取っていました。
競技場はどよめいていました。
（最後は新日鉄釜石が勝ちましたが）

ラグビーという競技は
ほとんど番狂わせがなく、
選手たちの身体の大きさ、屈強さ、走るスピード
、パススキル、キックスキルが
優位な方が100回やれば、ほぼ100回
勝利します。

岡山の田舎で
NHKの放送を
”こんな世界があるんだ”
と思いながら見ていました。

高校生の試合でも
はまった試合あります。
全国高等学校ラグビーフットボール大会の
ベスト８をかけた試合
北野 vs 伏見工業です。
この試合は伝説の試合として
”花園が燃えた日”
という本にもなっています。

この本の帯から引用すれば、
スタンドは超満員
タッチラインの際にも観衆の姿
入場ゲートを閉めるも
乗り越える人々
と紹介されています。

北野は全国でも有数、
大阪の公立高校No.1の
超進学校。
（岡山言えば
岡山朝日になりますが、
かなり北野が上です。）

ある超有名人が
この試合にレギュラーで
出場しています。

一方の伏見工業は
あのTVドラマ
”スクールウォーズ”の
モデルになった学校で
全国優勝の経験もあり、
NHKのプロジェクトXでも有名な
有名監督が指揮していました。

この試合も下馬評は北野が不利でしたが、
前半、北野リードで折り返すが、
最後は1トライ差で伏見工業勝利。
(ちなみにこの全国大会には
滋賀のNo.1進学校
膳所高校も出場しています。）

最後に
記憶に新しい
前回のラグビーワールドカップの
日本代表 vs 南アフリカ戦

南アフリカはこの試合の前に
日本代表のビデオを見ることもないくらいに
かなり格下に考えていたようですが、
結果は御存知の通りです。

この試合は
「スポーツ史上最大の番狂わせ」
と言われています。

この時の日本代表は余程の
用意周到な準備を整えていたのだと
思います。

言い換えれば
自ら頭を使って考えることなく、
ことなく、コーチなどの
指導者に言われた練習を
漠然とこなすだけでは
良い結果をもたらすことは
あり得なかったでしょう。

これらの３つの試合に共通するのは

・下馬評が不利でも絶対にあきらめない。

・不利な状況下でも
どうやったら勝負ができるかを
自分たちの頭をフル回転させて戦略を
練り、それが本番で使えるように練習を
徹底的に繰り返す。

・相手を細部まで分析して
自分たちの武器を最大限に磨き、
弱みを消す努力をする。

でしょうか。

実はこれらは
勉強や受験でも
共通することが多いのです。

ふたば塾でも実践しています。

それ故に、
身体の大きさや
絶対的な運動能力の高さで
優位なり、
番狂わせの起きにくい
ラグビーという競技で
超進学校が
頭を使い戦略を練り番狂わせを起こし
全国大会に出場してくるのです。

近年なら埼玉県の県立浦和高校とか
福岡県の福岡高校ですかね。

地方の試合では
何度も全国大会優勝したことのある
東福岡高校を
福岡の公立高校No.1の修猷館高校が
破ったこともあります。

私はラグビー関連の小ネタも
好きなのです。

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