こんにちは。

今日は定期試験と入試問題(自己診断テスト、模試)の
違いについてお話したいと思います。

定期試験は基本的に
直前2ヶ月ほどで履修した限られた範囲を
限られた教材から出題されます。
先生によっては発展的な問題を
出題するケースもありますが、
配点の大部分は指定された
限られた教材からそのまま
もしくは
その類題が出題されます。
参加者には
点を取らせるための試験です。
単元の学習到達度を
確認する目的で行っています。

そのための勉強法で
試験範囲の教材を
3回程繰り返し解き直せば、
90点前後以上の得点が期待できます。

それに対して
入試や自己診断テスト・模試ではどうでしょうか?
自己診断テストや模試では一部の教科で
少し範囲を絞ったものも出題されますが、
入試は今までに履修した内容すべてが範囲です。

定期試験に比べると問題文が長く、全くの初見の問題もあり、
数学、理科、社会でも国語の読解力を要求されます。
しかも分野を組み合わせた融合問題も多く、
思考力や”説明しなさい”とか”どうしてそのようになるか?”の
記述力を問う問題も出題されます。

さらに最近の選択問題は
”あてはまるものをすべて選びなさい”という問題が
よく出題されます。
この場合、選択肢が5個ある時には
正解の数は1個か2個か3個か4個か5個か
わかりません。
ですから選択肢の内容も完ぺきに理解していないと
正解を導くことはほぼ不可能です。

以前の選択問題のように1つ選びなさい
のような問題であれば、選択肢が5個で
あれば、まったく問題がわからくても
試験時間が足りなくて問題が読めなくても
適当に選択肢の1つを書けば、
20%の確率で〇が取れていました。

このように定期試験と比べると
入試問題や自己診断テストや模試は
範囲が広いだけでなく、
受験者をふるい分けするために
理解が不十分な人たちに簡単に
正解を導くことができないように
様々な工夫がされています。
日頃、適切な勉強している人には点を取らせるが、
日頃、勉強をあまりしないで
付け焼刃の勉強をしている人には
点を取らせない試験です。

ここで問題になるのが、
多くの中学校では定期試験は
試験後に問題の解説や解き直しを
時間を費やして行いますが、
入試問題に近い自己診断テストは
解説や解き直しにほとんど時間を取っていません。

自己診断テストの方定期試験と比べて得点しにくく、
問題が複雑にも関わらず、基本的に自学です。

自己診断テストや入試問題が自学で
解説を読んで、できるようになる人は
一部の成績トップクラスの生徒だけでしょう。

毎年、公立高校の合格発表後に
こんな話をよく耳にします。

Aさんは定期試験でいつも
450前後取っていたのに公立高校ダメだった
とか
Bさんは内申の評点合計が40ポイント以上あったのに
公立ダメだった

一方で
Cさんは内申の評点が30ポイント前半だったが
朝日高校に合格した。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
答えは明らかです。

入試当日の試験の5教科すべてができたかどうかです。

定期試験や内申点は学校の先生の指示通り
提出物や小テストを完璧にこなせば、
良い評価が得られます。
もちろん、これば大変重要です。
公立高校の合否判定は内申点+入試当日の5教科合計得点で
行われますので。

AさんとBさんは内申点の部分は良かったのですが、
入試当日の試験ができていないのです。
逆に
Cさんは内申点の不利を当日の試験で逆転に成功したのです。

その理由はなぜだと思いますか?

このブログの前の部分で書いたように
学校の授業では入試問題に近い自己診断テストの解説に
多くの時間を使いません。

公立高校入試の直前まで
新しい単元(しかも頻出箇所)を
授業で駆け足で詰め込んでいます。

学校で入試問題演習を多くやっていないのです。

しいていえば、新研究等の入試問題を
取り扱った問題集を継続して宿題で
出されているくらいですね。

全員にあれを出して
どれだけ有効につかえているのか
疑問ですが・・・
学校の定期試験の学年平均点が60点70点くらいで
入試問題の問題集が先生の解説なしで
なぜ大半の人が期限までに提出できるのが不思議です。

もし、答えを写して提出しているだけなら
時間の無駄だと思いますが、課題の提出点は
内申点に直結するので手足を縛られている状態ですね。

結局は定期試験と入試問題のギャップを
御家庭でサポートするか
学校以外の教育サービスで
計画的に埋めるか
もしくは
自学でなんとかするしかありません。

できないことはありませんが、
大変です。

できなければ、Aさん、Bさんの
ケースになります。

本来であれば、
AさんやBさんは基本的な部分はかなり
できているので、少しサポートを加えて
入試問題演習に充分時間をかければ、
公立高校に落ちるはずはないのです。
言い換えれば、あってはならないケースです。

ふたば塾では
中3生はもちろん、中2、中1生たちも
通常授業、演習指導、ステップアップ学習で
日ごろから入試問題過去問、自己診断テスト、県模試の対策や
演習・解説を豊富に行っています。
時間を有効に使い、成果を最大限にするために画一的でなく
塾生一人一人に合わせて公立高校入試での実力を養っています。

その成果として
前年度は中3生はそれぞれの目標に合わせて
受験したすべての学校・コースに100%合格しました

下の学年の塾生も
定期試験より自己診断テストの方が順位が上がる人が
多くいます。

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対策は早ければ早いほどできる事が
多くなりますし、成果も期待できます。

岡山市中区原尾島の学習塾 ふたば塾
086-230-0256